宇治田原からビオマルシェを発信
かつて宇治田原町は緑茶発祥の地として玉露、煎茶などの宇治茶の生産地として茶業で栄えてきました。
山で囲まれているため傾斜地などに茶の木を植え茶園にするのにうってつけだったのでしょう。
平地の農地はほとんどが田で米作りが行われています。
ところが、行政の休耕田を進める政策が採られ、人口減少と高齢化に伴い休耕田が増え耕作放棄地も増える一方です。
僕は地元で兼業農家の長男として生まれ育ちました。
自宅裏にある里山の傾斜地に茶畑、竹林を含め1000坪ほどの農地がありますが、最近特に鹿やイノシシサルなどの獣の被害が激増。
まともに野菜を栽培するためには電気柵か三方をネットで囲うかビニールハウスの中でしか方法がなくなってきました。
そんな中、今年から国道307号線に接した休耕田を200坪ほど借りる事が出来、その畑で自然農で野菜の栽培を始めました。
自然農とは無農薬・無除草剤・無化学肥料で自然のまま野菜を栽培することで、野菜本来の生命力の強い美味しい野菜ができます。
野菜のタネにもこだわります。
ホームセンターなどで販売されているほとんどのタネがF1種のタネです。
今のF1種のタネは遺伝子操作されておしべの無いタネが出回っており、自家採種しても2代目は同じ物が出来ないのです。
だから僕は固定種のタネをわざわざ取り寄せています。
昔は自家採種して何度も同じ畑で栽培していました。
今はそんな農家の人も少なくなってきているようです。
先日、世界一トマトという固定種のトマトが6Kgほど収穫できたのでFacebookで販売しますと投稿したところ、何と即日で完売してしまいました。
その後も続々とトマトの問い合わせがありますが多くは他府県の人からです。
新鮮な野菜を届けたいのでやはり他府県の人より近隣の人を優先したいと願うのです。
奈良の明日香で10年前から明日香ビオマルシェを毎週金曜日9時−12時に定期開催されていることを知り
8月25日に見学に行ってきたのです。
誰もやらないなら僕がやる
オーガニックをフランス語でビオと言います。
ビオという価値観は小さな子供さんをお持ちのママさんにはかなり浸透していますが、
一般的にはまだまだ浸透はしていないのが現状では無いでしょうか?
現状は無農薬野菜を毎日買う場所が無いです。
スーパーで売っている農薬まみれの野菜しか売っていないのです。
それならインターネットで買うしか無いのです。
でも、その野菜が本当に無農薬かどうかわからないのもあります。
やはり、農家の人の顔を見て買うのがいいんです。
なぜなら無農薬で野菜を栽培する人に腹の黒い人は少ないからです。
自然農で栽培するのは大量に広大な農地で栽培できないです。
自然環境にもろに影響を受けますので、量が採れるまで読めないのもあります。
だから明日香ビオマルシェのように定期開催にしました。
慣れるまで毎月2回の第2、第4土曜日9時-13時です。
この記事へのコメントはありません。